*

音盤紹介:プラハ・ヴラフ弦楽四重奏団によるドヴォルザーク/「糸杉」

公開日: : 音楽のこと

R-4977968-1381161782-2583.jpeg

ドヴォルザークは、
最近の店長の一番よく聞く作曲家になってしまいましたが、
交響曲だけではなく弦楽四重奏曲も好きで、
あれこれ楽しんでいます。
ドヴォルザークはその生涯にわたって
弦楽四重奏曲を書き続けました。

番号付き以外の弦楽四重奏曲でも、
非常に魅力的な楽曲がいくつかあります。
その中のひとつが「糸杉」と題された作品です。

「糸杉」は、
元々、グスタフ・フレーガー=モラヴスキーの詩集から作曲された
ドヴォルザークの初期歌曲集を
さらに弦楽四重奏曲に編曲し直したものです。
ドヴォルザークの初恋の想いを込めて作曲したそうで、
ひじょうに美しく、また切ないメロディが充満した、
甘く切ない弦楽四重奏曲集といってもいいと思います。

「糸杉」にはさまざまな団体の録音があり、
どれも聞き応えがありますが、
店長は、NAXOSからリリースされた
プラハ・ヴラフ弦楽四重奏団の演奏録音を、
このところ良く聞いています。
それほど個性が強い演奏ではありませんが、
良い意味での中庸さを得ており、
さわやかさも伴っていて、
聞いていて疲れないという面があります。
晦渋さは皆無、
ドヴォルザークの楽曲に乗せて、
自身の甘酸っぱい初恋の思い出に浸るのも悪くないですね。

関連記事

音盤紹介:ベームによるモーツァルト/「レクイエム」

モーツァルト/「レクイエム」は、 以前にクリスティ盤を取り上げましたが、 今回は名盤中の

記事を読む

音盤紹介:トスカニーニによるチャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」をLPで聞く

今まで180cmラックの上の棚に置いていたLPプレーヤー、 部屋の模様替えで下におろしたら

記事を読む

音盤紹介:ピノックによるヘンデル/「水上の音楽」

今年の夏は8月に台風が来たり大雨が降ったりと、 なかなか大変です。 大きな土砂災害に見舞

記事を読む

音盤紹介:クリュイタンスによるラヴェル/「ラ・ヴァルス」

「ボレロ」は チェリビダッケのかなり特殊な演奏録音を取り上げてしまいましたが、 本来であ

記事を読む

音盤紹介:ロス・アンヘレスBOX

ビクトリア・ロス・アンヘレスは、 フリューベック・デ・ブルゴスのファリャや、 アンドレ・

記事を読む

音盤紹介:プラハ弦楽四重奏団によるドヴォルザーク/弦楽四重奏曲全集

店長のドヴォ7病...、 すなわち、 ドヴォルザーク/交響曲第7番にはまって抜けられない

記事を読む

音盤紹介:クナッパーツブッシュによるブルックナー/交響曲第8番live

今年は、 ハンス・クナッパーツブッシュというドイツの大指揮者が亡くなって、 50年になり

記事を読む

音盤紹介:カラヤンによるワーグナー/「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽

ワーグナーの「さまよえるオランダ人」以降のオペラは、 「ニュルンベルクのマイスタージンガー

記事を読む

音盤紹介:バティアシュヴィリによるベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲

ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲は子供の頃から大好きで、 よく昼間に聞くのですが、 子

記事を読む

音盤紹介:岩城宏之による黛敏郎「舞楽」

寒さと温かさが交互にやってきて、 なかな着る服に困りますが、 もう1ヶ月もすると、 「

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ARGENTUM 520 試聴記 その2

デビュー当時の一時期、 飛ぶ鳥を落とすほどの勢いがあっても、

ARGENTUM 520 試聴記 その1

ARGENTUM 520が我が家に届いて、 早速、普段いろいろモ

QUADRAL ARGENTUMシリーズ販売開始...ただし、楽天とYahoo!です

あらいぐま堂を中心に販売する、 QUADRALの新しいスピーカー、A

ヤフオクでHAMILEXのTVボードを販売中です

あらいぐま堂では楽天、Yahoo!ショッピングストア、amazon

また、新しいフォノイコライザーを買ってしまった

MUSICA RAICHO3 PHONO、合研LAB GK06SP

→もっと見る

PAGE TOP ↑