音盤紹介:バティアシュヴィリによるベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
公開日:
:
音楽のこと
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲は子供の頃から大好きで、
よく昼間に聞くのですが、
子守唄代わりになってしまい、
3楽章のうち、たいがい途中で寝てしまいますので、
オートリフトの付いていないLPプレーヤーだったため、
1枚しかない同曲のLPは最内周が真っ白になっていました。
そのときに聞いていたヴァイオリン協奏曲は、
講談社版ステレオ世界名曲全集に含まれていたLPですので、
DECCA盤(日本ではLONDON)であることは間違いがないのですが、
誰の録音であったのかは覚えていません。
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲は新旧さまざまな演奏があり、
古くはフルトヴェングラー盤からいろいろと漁りました。
LP、CDを通じて長く愛聴盤であったのは、
カール・ズスケのヴァイオリン、
クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団盤です。
これは今でも好きでよく聞きます。
その他、ギドン・クレーメルの演奏に驚いたり
(カデンツァがシュニトケでした)、
チョン・キョンファの堂々とした演奏なども忘れがたいです。
ただ、聞きながら昼寝をしてしまうほどでしたので、
あまり刺激的な演奏は好きではなく、
少しおっとり目の演奏が好きなのは今も昔も同じです。
そんな時、CD屋で偶然新譜を見つけ、
ジャケットに写っている奏者があまりに美人だったため購入したCDが、
グルジア出身のヴァイオリニスト、
リサ・バティアシュヴィリの演奏録音でした。
これは予想以上に素晴らしく、
今のところ、一気にベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の
マイベストになってしまっています。
指揮もバティアシュヴィリが演奏しながら行っています。
ただ、名前が覚えにくく、
しかも、輸入盤での購入でしたので最初名前の読み方が分からず、
「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲で、
最近、いい演奏のCDを聞いたよ、
ええっと、バティ…、バティ…、バティ何とか…」
となってしまうのが残念でした。
最近ようやく名前を覚えることができました。
レーベルは現在ドイツ・グラモフォンに変わり、
最も期待されるヴァイオリニストのひとりだそうです。
関連記事
-
-
音盤紹介:カラヤンによるドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」は、 名盤の多い交響曲です。 いずれ、店長もあ
-
-
訃報:ピエール・ブーレーズ
フランスの作曲家・指揮者ピエール・ブーレーズが1月5日、 亡くなりました。 もうすぐ91
-
-
音盤紹介:ワルターによるドヴォルザーク/交響曲第8番
ブルーノ・ワルターという指揮者は、 店長が子供の頃からあれこれ聞いてきた指揮者です。 店
-
-
音盤紹介:ハイティンクによるベートーヴェン/交響曲第9番
2016年ももう12月、 第9の季節になりました。 といっても、店長は年がら年中、 気
-
-
音盤紹介:クナッパーツブッシュによる1960年「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
1月も半ばになってしまいましたが、 皆さん、年初に聞く音楽には、 どのようなものを選択さ
-
-
音盤紹介:アモワイエルによるショパン「1846年、ノアンでの最後の年」
パスカル・アモワイヤル(アモイヤル)というピアニストがいます。 最近、アルカンのピアノ曲集
-
-
音盤紹介:ベルティーニによるマーラー/交響曲第4番
ガリ・ベルティーニは2005年に77才で亡くなりましたので、 2017年の今、もう12年も
-
-
音盤紹介:アラウによるモーツァルト/ピアノソナタK.570、K.576
モーツァルトのピアノソナタ、 なんていうと、 いかにも地味で通好みのような感じがしますが、
-
-
音盤紹介:クナッパーツブッシュによるチャイコフスキー/「くるみ割り人形」
店長はハンス・クナッパーツブッシュが大好きで、 入手できるだけの演奏録音はたいがい揃えたと
-
-
音盤紹介:ジャン・ヴェールによるフォーレピアノ曲集
世に、LPからCDへの復刻を中心としたレーベルが多数存在します。 店長は、ファンであるクナ