音盤紹介:ガラグリによるシベリウス/交響曲第2番
公開日:
:
音楽のこと
店長は、
なぜかシベリウス/交響曲第2番を聞くと、
夏を思い描いてしまいます。
けっこう熱い音楽だからでしょうか。
シベリウスには一時期はまった時期があり、
あれこれ交響曲全集をそろえたり、
室内楽やピアノ曲などをそろえたりしましたっけ。
その中で、やはり一番ポピュラーなのは、
交響詩「フィンランディア」をはじめとするいくつかの管弦楽曲と、
交響曲第2番でしょうか。
ヴァイオリン協奏曲も人気がありますね。
交響曲第2番はロベルト・カヤヌスの古い録音や、
最近では(といっても古いなぁ)ベルグルンドの3種の全集、
アシュケナージやサラステあたりまで、
いろいろと聞きました。
でも、交響曲全集ではバルビローリ盤が一番好きかな?
第2番では、
我が渡邉暁雄の録音や、
バーンスタインの異形ともいえる演奏録音など、
けっこう好きな録音がたくさんあります。
その中で、
インターネットをやり始めて友人になった方から教えてもらったのが、
カール・フォン・ガラグリ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団盤でした。
こりゃいいぞ~!、と教えてもらい、
一聴して「ほんとにいいね」と是首した録音です。
やや、ホールエコーが過多のような気もしますが、
それほど人工的に色づけたという印象はありません。
第4楽章最後金管の咆哮はピークオーバー気味ですが、
その迫力は大したものです。
スケールは大きいのに、
これだけ凝縮した交響曲第2番の演奏はなかなか聞けません。
ガラグリはハンガリー出身の指揮者で、
最初はヴァイオリン奏者と出発、
北欧やドイツ各地で活躍しました。
ただ、演奏録音は少なく、
ガラグリを特集したホームページを見ると、
シベリウス/交響曲第2番の他は第1番と第7番、
シュターツカペレ・ドレスデンとのウィンナワルツ集、
コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
ショスタコーヴィチ/組曲「ムチェンスク郡のマクベス夫人」
ニールセン/交響曲第2番「四つの気質」
位だそうです。
店長はシベリウス/交響曲第2番のCDしか持っていませんが、
第1番が第2番を上回るかなりの名演だそうで、
一度聞いてみたいと思っています。
なお、ガラグリ盤は2種CDが出ていますが、
CCC盤の方が状態は良いみたいです。
関連記事
-
-
音盤紹介:クナッパーツブッシュによるブルックナー/交響曲第8番
クナッパーツブッシュのブルックナー、 セッション録音ばっかり取り上げてきましたので、 今
-
-
音盤紹介:千々岩英一さんによる”ポエム”
店長はフランス音楽でも、 特に室内楽が好きでよく聞きます。 フォーレが特に好きで、あれこ
-
-
音盤紹介:ワルターによるベートーヴェン/交響曲第3番「エロイカ」
5年前に東関東大震災が起こり、 まだその傷跡が癒えないときに、 熊本、大分で大きな地震が
-
-
音盤紹介:クレンペラーによるブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」
ブログをやっていて面白いのは、 ブルックナーやマーラーを取り上げると、 PVが跳ね上がる
-
-
音盤紹介:コープマンによるモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト/セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、 超有名曲です。
-
-
音盤紹介:ジュリーニによるドヴォルザーク/交響曲第7番
店長のドヴォ7病はだいぶ進行していますが、 最近、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ロイヤ
-
-
音盤紹介:ロト指揮レ・シエクルによるフランスの作曲家による「スペイン」
フランソワ=グザヴィエ・ロトという指揮者と、 レ・シエクルというオーケストラはあまり馴染み
-
-
音盤紹介:クナッパーツブッシュによるワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、 今でこそ、その題名で伝わるようになりましたが、
-
-
音盤紹介:ヒューイットによるバッハ/イギリス組曲
店長がまだ若いとき、 バッハのクラヴィア曲といえば、 グレン・グールドでした。 他にも
-
-
音盤紹介:トスカニーニによるチャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」をLPで聞く
今まで180cmラックの上の棚に置いていたLPプレーヤー、 部屋の模様替えで下におろしたら