*

音盤紹介:ノイマンによるドヴォルザーク/交響曲第7番

公開日: : 音楽のこと

nemann_dvo7

少し遅いですが、明けましておめでとうございます。
2015年のお正月は、
寒かったですけど、穏やかに明けました。
店長もお正月はのんびり…と行きたいところですが、
休み中にもかかわらず、お問い合わせやご注文が入ったりと、
あまりお正月気分は味わえませんでした。残念。
まぁ、毎年、そうなのですけどね。

年末は、時間のあるときはフォーレやフランクなどの室内楽を聞き暮らし、
年が明けると、
どういうわけか無性にドヴォルザーク/交響曲第7番が聞きたくなり、
挙句に、「自分はドヴォ7病になったのではないか?」というくらい、
同曲のCDを物色しては聞いています。

実は、店長はドヴォルザークの音楽は門外漢に近く、
それほど多くの演奏や演奏録音に接してきたわけではありません。
自分自身、なぜ今頃ドヴォルザーク/交響曲第7番という、
どちらかというと地味な楽曲に入れ込んでしまったのか、
皆目分からないのです。
むろん、交響曲第8番や交響曲第9番「新世界より」は
子供の頃から馴染んだ音楽ですし、
声楽曲や室内楽も、全部とはいわないまでも聴いてきています。
でも、なぜ交響曲第7番なんだろう???

下地はありました。
一昨年、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の
楽団が出したオリジナルボックスの中に、
ベルナルト・ハイティンク指揮の同曲の古い録音が収録されており、
そのボックスをお借りできて、聞くことができました。
いい楽曲、いい演奏だな、と感心しましたが、
でもその時は、これほど入れ込むまでには至りませんでした。

お正月以来、あちこち開いているCDショップや中古ショップをさまよっては、
ドヴォ7をあれこれ漁り、
結局、既に持っていたものを含め、
現在は10枚程度集まってしまいました。
まだまだ聞きたい録音は数多くありますし、
これしきでドヴォ7オーソリティを気取るつもりはまったくありませんが、
我ながら「ばっかだなぁ」と自嘲しています。
どこまで続くドヴォ7病です。
個人的な研究材料である、
ドイツ・オーストリアのロマン派や後期ロマン派の音楽なら、
その収集は自分でも分かるのですが、
ドヴォルザークですから、やはり少し病気のようです。

いろいろ聞いた中で、
今のところ
ピエール・モントゥー盤、ジョージ・セル盤、
そしてヴァーツラフ・ノイマンの旧盤が良かったです。
その他にも、「いいね」と思える録音は数多いです。
また、ノイマンには3種類の同曲の録音があるそうですが、
店長はまだ旧盤しか聞いていませんので大きなことは言えません。
でも、チェコの人たちが聞きたいドヴォルザーク/交響曲第7番は、
こういう音楽なのだろうか?と、
感慨にふけることが出来ました。
ノイマンの旧盤は、そのスケールの大きさでも納得できました。

ドヴォ7病はまだ始まったばかりですので、
このブログでも、また取り上げることがあると思います。
なぜだか分からないけど、入れ込んでしまった音楽って、
皆さんもあるのではないですか?

関連記事

音盤紹介:マリンバによるラヴェル

昼間の気温はガクンと下がるということはありませんが、 朝夕は涼しくなり始めました。 ここ

記事を読む

音盤紹介:ワルターによるベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」再...かな?

LPの再生に力を入れてから、 さまざまな驚きと発見があります。 その一つに、 CBSソ

記事を読む

音盤紹介:VENIASによる「ロヴロ・フォン・マタチッチ 1954-1962」

ロヴロ・フォン・マタチッチは、 店長のような世代のクラシックファンには、 NHK交響楽団

記事を読む

音盤紹介:カラヤンによるオペラ間奏曲集

カラヤンは1989年7月16日、81歳で亡くなりました。 亡くなってから今年でもう、27年

記事を読む

音盤紹介:セルによるドヴォルザーク/交響曲第8番

ドヴォルザーク/交響曲第8番は、 最初に出版された国にちなんで「イギリス」とも呼ばれますが

記事を読む

音盤紹介:ロス・アンヘレスBOX

ビクトリア・ロス・アンヘレスは、 フリューベック・デ・ブルゴスのファリャや、 アンドレ・

記事を読む

音盤紹介:カラヤンによるワーグナー/「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽

ワーグナーの「さまよえるオランダ人」以降のオペラは、 「ニュルンベルクのマイスタージンガー

記事を読む

音盤紹介:安田里沙さんによる「Lisztへのオマージュ」

LP時代から、 演奏者や楽器製造会社(多くはピアノですね)などから、 自主制作盤が数多く

記事を読む

音盤紹介:クナッパーツブッシュによるコムツァークⅡ世「バーデン娘」

ウィンナ・ワルツは、 日本では(実際は世界中ですが) ウィーン・フィルのニューイヤーコン

記事を読む

音盤紹介:クナッパーツブッシュによるブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」

クナッパーツブッシュによるブルックナー/交響曲第3番を取り上げたので、 次は第4番「ロマン

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ARGENTUM 520 試聴記 その2

デビュー当時の一時期、 飛ぶ鳥を落とすほどの勢いがあっても、

ARGENTUM 520 試聴記 その1

ARGENTUM 520が我が家に届いて、 早速、普段いろいろモ

QUADRAL ARGENTUMシリーズ販売開始...ただし、楽天とYahoo!です

あらいぐま堂を中心に販売する、 QUADRALの新しいスピーカー、A

ヤフオクでHAMILEXのTVボードを販売中です

あらいぐま堂では楽天、Yahoo!ショッピングストア、amazon

また、新しいフォノイコライザーを買ってしまった

MUSICA RAICHO3 PHONO、合研LAB GK06SP

→もっと見る

PAGE TOP ↑