モノラルカートリッジの導入
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オーディオ
このところ、
古いLPの再生にすっかりはまってしまった小生は、
モノラル用カートリッジまでも入手、
古いモノラルLPをあれこれ聞いては楽しんでいます。
ところが「音楽を鑑賞する」というより、
LPからどんな音が引き出せるかが主眼になってしまい、
フォノイコライザーのカーヴをあれこれ変えて聞いたり、
カートリッジを変えて聞いてみたりと、
病膏肓に入るというところでしょうか。
モノラル用カートリッジは、
日本でも何種類か出ています。
その中で購入したのが、
DENON DL-102というカートリッジです。
通常、ステレオカートリッジでは、
ヘッドシェルの端子が4ピンで、
カートリッジも4ピンなのですが、
モノラル用カートリッジは2ピンです。
自分でリード線を工作するか、
Y型リード線を購入するしか方法はなさそうです。
随分と長い期間はんだごてを持っておらず、
手っ取り早くY型リード線を購入することにしました。
ところがステレオカートリッジのようには、
リード線の金具がうまくピンに入りません。
ピンとピンに差し込むリード線側の金具の太さがまるで違うのです。
さらにDL-102の端子が非常に長い(^^;。
悪戦苦闘の挙句、
はんだ付けしてある所から外れてしまいました(;_;)。
しかたなく、もう1セットを購入(えらい出費です)、
今度はマイナスドライバーで端子の切れ目を慎重に開け、
徐々に徐々に作業をしました。
目が悪くなると、
細かな作業が大変です。
さてうまくリード線をヘッドシェルとカートリッジに取り付け、
アームに装着です。
ところが、
あれれれ!
カートリッジが重く、
また普段使っているヘッドシェルでは、
0バランスが取れないではありませんか!
古い普及版のレコードプレーヤー、アームですので、
エクストラウェイト(追加おもり)はありません。
「1円玉をアームのお尻にくっつけろ」
とか、
「はんだを巻け」
とか、
いろいろなアドヴァイスをもらいましたが、
なんとか超軽量ヘッドシェルでしのげないかと考えました。
普段使っているヘッドシェルは12.8gです。
さらに軽いヘッドシェルは、
シェルに穴がいっぱい開いている奴だな、
一時期流行ったな...と思い出し探しました。
たまたまネットオークションでYAMAHAの超軽量ヘッドシェルが見つかりました。
他のメーカーのヘッドシェルも同じ形のものがありますので、
たぶん一つの会社が製作、
各オーディオブランドに供給していたもののようです。
公称重量は7.6gです。
落札して家に届き、
早速カートリッジを取り付け、
ヘッドシェルをアームに装着すると、
めでたく0バランスがとれました。
DENON DL-102の針圧は3gで少し重めですが、
モノラルのレコードに針を降ろすと、
安定して鳴ることが分かります。
ステレオカートリッジよりも精神衛生上かなり良いです(^^)。
小生はヴィンテージになるような、
初期盤LPはほとんど持っていませんが、
中古レコードショップに行っては、
あれこれLPを漁っています。
レコードのピチパチノイズやサーフェスノイズが嫌で、
ダイナミックレンジの大きなLPでは音がゆがんでしまう、
また盤面をひっくり返す煩わしさからCDに移行したのですが、
LPがまた面白くなってしまいました。
SACDやハイレゾもよいのですが、
LPは元々ハイレゾです。
さらにSACDで大好きな演奏録音がリマスタリング時に編集されているのが分かり、
じゃ、もう一度LPでも聞くか?
と、時代を逆行してしまったようなところがあります。
でも、面白いですよ、古いLPの再生。
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